「ブログを始めてみようかな…」
「でもブログってもうオワコンなの…?」
こう思っている方たちがブログについて調べていくと必ず目にするのが
「今からブログをやってももう遅い!!」
というブログオワコン説です。
確かに現在有名なブロガーでインフルエンサーのマナブさんやイケハヤさんなどは2010年頃からブログを始めています。
特にイケハヤさんについては自身のYoutubeで「ブログオワコン説」を強く主張しています。
元ブロガーのイケハヤさんがおっしゃるのですから相当な説得力ですよね。
しかしブログは本当にオワコンなんでしょうか?
この記事では「個人ブログはオワコンではない」という理由を解説していきます。
これから個人ブログを始めても将来性はある?【ブログオワコン説の理由】
そもそもどうして「ブログオワコン説」がささやかれるようになったのでしょうか。
答えはブログの参入障壁の低さと時代背景にありました。
ブログオワコン説の理由
- 継続できる人が少ないから
- Googleアルゴリズムに振り回されるから
- 動画サービスが伸びているから
- コンテンツの質が重要視されるようになったから
一つずつ解説します。
継続できる人が少ないから
そもそもブログは、初期投資もほとんど必要ないため参入障壁が非常に低いです。
副業ブームやインフルエンサーの影響でブログを始める人は多くいますが、1年継続する人は全体の3割程度しかいません。
多くの人はブログの成果が出る前に脱落してしまうのです。
せっかく始めたブログを辞めてしまう人が多い理由には様々ありますが、大きな要因のひとつとして「思ったように成果が出ない」というのがあるでしょう。
ブログは自分のサイトがGoogleに評価されるまでにはある程度のコンテンツ量(サイトの中身)と時間(最低3~6ヶ月)が必要です。
さらに、ブログで成果を出すためには成功曲線の法則を知っておく必要があります。
成功曲線の法則とは、成果は努力に比例するのではなく成果の出ない努力を積み重ね続けた結果、ある時突然成果がドンッとでる法則のことです。
多くの人は自分の作業量に比例して成果が出ると思っているため、努力に見合う成果が出ないとわかると途中で辞めてしまうのです。
つまり
「副業でブログを始めたら儲かるって聞いたのに全然成果が出ないからやめよう…」
こうなってしまうわけです。
Googleアルゴリズムに振り回されるから
Googleアルゴリズムとは、ユーザーがGoogleを使って分からないことを検索した時に、ユーザーにとって最適と思われるコンテンツを上位表示させるためのルールのようなものです。
例えばあなたが「ブログ 書き方」というキーワードで検索した時に、全く関係のないページが上位表示されてしまったらとても不便ですよね?
Googleはユーザーに快適に自社の検索エンジンを使ってもらいたいので、検索したユーザーにとって最も適切と思われる検索結果を上位に表示させているのです。
ブログで成果を出すためにはまず自身のブログを多くの人に見てもらう必要があるのですが、そのためには検索結果の上位に自身のブログコンテンツが表示されている必要があります。
検索上位に表示されるためにはGoogleアルゴリズムに評価される必要があるのですが、このGoogleアルゴリズムは定期的にアップデートされ、そうするとそれまで上位表示されていたコンテンツが一気に検索順位が下位に落ちてしまうことも多々あります。
特に最近は企業や公式ページを優遇して表示させるようなアップデートがかかっているようなので、記事によっては個人ブログは上位表示されにくくなっています。
動画サービスが伸びているから
2020年現在、Youtubeの利用率は10代~30代で60%以上、40代~50代でも40%以上の人が利用しています。
最近ではこのように動画サービスの普及で、それまでブログで名をはせていたインフルエンサーも情報発信をYoutubeへとシフトする人が多くなったのもブログがオワコンといわれるようになった理由の一つでしょう。
コンテンツの質が重要視されるようになったから
数年前まで「ブラックハットSEO」といって、質の低いコンテンツでもGoogleアルゴリズムの弱点を突いて無理やり上位表示させる方法が横行していました。
具体的には、コンテンツ内に検索キーワードを多用する、コンテンツの文字数を多く書く、といった方法です。
それまではこの方法で検索上位もとれていましたが、GoogleもこのブラックハットSEOに対策し、最近ではコンテンツ自身の質が重要視されるアルゴリズムにアップデートされているので、小手先のテクニックも通用しなくなってきています。
でもあきらめるのはもったいない!!【個人ブログがオワコンでない理由】
「ブログはオワコン」といわれる背景は様々ありますが、それだけの理由でブログをあきらめてしまうのは非常にもったいないです。
なぜならきちんとしたコンテンツと正しいノウハウで継続努力すれば、個人でも十分収益化できるからです。
個人ブログ後発でも成果を出せる【後発ならではのメリットもある】
ブログオワコン説は実は数年前から(2016年頃~)も言われていました。
ですが、その時期からもブログを始めて成果を出されている人がたくさんいるのも事実です。
また、ブログ後発組でもすでにインフルエンサーのノウハウが確立されているなど、後発組ならではのメリットもあります!!
「ブログオワコン説」は実は結構前から言われていたことなのです。
ですが、それ以降にブログを始めて成功されている有名なブロガーさんには「ヒトデさん」がいらっしゃいます。
それに後発組にはいろいろな人が言っているように「先人たちが積み上げたノウハウ」を盗み放題なので成功までショートカットできるんです。
つまりブログの成功は「いつ始めるか」ではなく「どれだけコミットできるか」にかかっているのです。
戦略を練れば成果を出せる
2020年現在、検索結果を決めるアルゴリズムについてはGoogleはこのように定めています。
検索意図の把握 | ユーザーがどういった目的でこのキーワードを 検索したのか把握するシステム |
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Webページの関連性 | 検索されたキーワードがWebページ上に登場するか 単なるキーワードの羅列ではなくキーワードに対する 答えが含まれているか |
コンテンツの品質 | 内容に信頼性・権威はあるか ユーザーにとってわかりやすく使いやすい内容か Webページが他のサイトからリンクされているかなど |
ユーザビリティ | Webページがパソコン・タブレット・スマホなど 様々なデバイスから正しく表示されるか ページをスムーズに読み込めるか |
つまり、Googleが定める検索アルゴリズムに評価されれば個人ブログでも上位にランクインすることは可能なのです。
Googleアルゴリズムに評価されるためにはSEO対策という方法があるので知識をつければ問題ありません。
個人ブログで結果を出すために必要な5つのこと
2013年頃までは、長文SEOやブラックハットSEOで検索上位をとれていた人達もGoogleアルゴリズムアップデートで検索圏外にとばされたり、上位競合サイトが公式ページや企業などで個人が闘いにくい市場になってきました。
ですが、個人でもきちんとサイトのテーマをもって正しい努力をすれば継続的に収益につなげることも可能です。
結果を出すために必要なことは
- ロングテールキーワードを意識する
- 結果を期待せず継続する
- 「質」よりも「量」を重視する
- 読者目線のコンテンツを作る
- ブログ×SNS×Youtubeを掛け合わせる
あなたのブログをオワコン化させないための対策を一つ一つ解説します。
1. ロングテールキーワードを意識する
雑記ブログを運営している人の中には「キーワード」を意識していない人もいますが、読者を集めたいならキーワード選定は必須です。
キーワードには「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」という種類がありますが、個人がブログで闘うためには「ロングテールキーワード」を意識する必要があります。
「ロングテールキーワード」とは、複数のキーワードを組み合わせて作られた検索キーワードのことです。
例えば「副業」で検索すると16.5万件も検索されていますが、「悩み 相談 副業」というキーワードでは1ヶ月に140件だけ検索されています。この場合、「副業」がビッグキーワード、「悩み 相談 副業」がロングテールキーワードということになります。
ビッグキーワードでの検索結果は、企業や公式ページが上位に出てきてしまうのに対し、ロングテールキーワードは個人ブログでも上位表示を獲得しやすいので、集客につなげやすいのです。
2. 結果を期待せず継続する
ブログで成果を得るためにはまず集客、次に広告のクリック数、さらにそこから広告先での成約率をどれだけ上げられるかにかかってきます。
集客をするためには、まず自分の記事をGoogleに評価してもらう必要があります。
この投稿した記事がGoogleに評価されるようになる期間は3~6ヶ月といわれています。
そして成約数を伸ばすためにはより多くの人にサイトに来てもらう必要があり、そのためには長期間記事を投稿し続けなくてはなりません。
ブログは努力しても成果が出ない期間が長く続くので、多くの人は成果を実感する前に挫折してしまいますが、そこを逆手にとって継続しましょう。
3. 「質」よりも「量」を重視する
最初のころはとにかく一定期間、定期的に更新を続けることが必要です。
頻繁なサイト更新はGoogleからも評価を得られるという説もあるそうです。
記事の質にこだわりすぎて更新が止まってしまうくらいなら、粗削りでも更新を続けて、そこから修正をかけていきましょう。
4. 読者目線のコンテンツを作る
Googleは上位表示させる記事の評価を、「読者のニーズを満たすものかどうか」に重きを置いています。
つまりは自分の書きたいことだけを書く、日記やポエムのようなブログはGoogleに評価してもらえません。
記事を書くときは常に、
を考えて執筆しましょう。
5. ブログ×SNS×Youtubeを掛け合わせる
SNSやYoutubeも一緒に注力することで、Google検索だけでなく他のプラットフォームからの集客も可能です。
自分のブログの認知度を上げることにもつながります。
さらに、文章では表現しきれないところをYoutubeの動画などで捕捉すれば、読者にとってもっと良いコンテンツになるでしょう。
【まとめ】個人ブログの将来性はとにかく継続できるかがカギ
繰り返しになりますが「ブログオワコン説」は数年前からずっと言われ続けてきたことですが、その時からもブログにコミットして成功している人はたくさんいます。
成果が出るまでは苦しいですが、そこであきらめず更新し続けることで先が見えてくるでしょう。
その上で個人ブログで結果を出すためには
- ロングテールキーワードを意識する
- 結果を期待しすぎずとにかく継続する
- 長期的には量より質だが、始めたばかりは「質」よりも「量」を重視する
- 読者目線のコンテンツを作る
- ブログ×SNS×Youtubeを掛け合わせる
も心がけましょう。
そして、これからブログを始めようとしている人に強く伝えたいことがあります。
ブログに限らず人から
「失敗するからやめておけ」
と言われてやめてしまうようでは絶対に成功できないということです。
後発組はすでに確立されているブログノウハウも真似できるので、逆にラッキーくらいに思っておきましょう!!
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