2021年になり、突如としてブームになったSNS「clubHouse」。
音声をメインとしたSNSで、急速な広がりを見せたがまだどんなものか体験できていない方も多いはずです。
そこで今回は「clubHouse」がどういったものなのか始め方から今後の展望までを解説していきます。
clubHouseが気になっている方は参考にしてみてください。
clubHouseとは?
clubHouseは2020年の春にスタートしたアメリカ初のSNSです。
まだサービスが開始されてから1年ほどしかたっていない新しいサービスになっています。
ニューヨークタイムズによると、同年12月時点でユーザー数が60万人に到達、シリコンバレーを中心に注目されてベンチャーキャピタルから時価総額1億ドル(日本円で約100億円)の資金調達を受けています。
正式な日本語版サービスが開始されてないにも関わらず、一気に話題となり連日TwitterなどでclubHouseに関連するワードがトレンド入りする事態になりました。
clubHouseの概要
ここからは、clubHouseでできることなどclubHouseの概要を見ていきましょう。
clubHouseのサービスは主に以下の5点になっています。
- 音声のみで交流するSNSサービス
- 多くのSNSと同じくフォローすることによってユーザー同士が繋がれる
- いいね・コメントなどの機能がない(ツイキャスなど他音声SNSとの大きな違い)
- 完全招待制
- 音声の録音は不可(iPhoneの画面録画機能も禁止)
このようにclubHouseならではのポイントがいくつか存在します。
まずは、完全に音声のみでの交流という点。
音声を利用したSNSなら以前からツイキャスやふわっち、ニコ生などがありましたがそれら全てのサービスにはコメント機能があり多くのリスナーがコメントで配信者と交流をすることができました。
対してclubHouseは、コメント機能などがなくルーム(詳しくは後述)に参加した人同士が実際に電話をするように会話をすることしかできません。
ここが今までの音声SNSとの大きな違いです。
もう一つ大きなポイントが招待制だということ。
招待制については、後述するのでここでは詳しく触れませんが、他SNSのように気軽に始めることができないのがポイントです。
また、音声の録音や会話内容の他メディアへの流出も禁止されています。
ツイキャス等のアプリも設定で画面録画を禁止することは出来ましたが、基本的には録音などは禁止されていません。
また、配信内容を他メディアで話すことも問題ありませんでした。
しかし、clubHouseの場合そういった行為が一切禁止されており、違反行為を行った場合は即アカウント停止と厳しい措置があります。
同じルームにいた人でしか会話内容を共有できないという限定性もclubHouseの大きな特徴になってきます。
clubHouseの始め方
clubHouseがどのような特徴をもったサービスかがわかりました。
ここからは、clubHouseの始め方を解説していきます。
招待制
前述したようにclubHouseは完全招待制なのが大きな特徴です。
まずは、iOS端末でclubHouseのアプリをダウンロードしてアカウントの登録を行いましょう。
電話番号・名前・ユーザーネーム・アイコンなどの設定は招待前に行うことができます。
ここまで完了すると、あなたのアカウントがウェイトリストいうものに追加されます。
このウェイトリストは招待待ちのユーザーが追加されるリストで、あなたの電話番号を連作先に登録しているclubHouseユーザーに表示され、そのユーザーがウェイトリストのあなたに気づき、招待することであなたはclubHouseを始めることが可能です。
また、招待して欲しい人が決まっている場合には、その人に電話番号を教えて登録してもらうことで招待してもらうことができます。
ウェイトリストに追加され招待されるのを待つよりもすでにclubHouseを利用している人にこちらから招待してほしいと伝えて招待してもらう方がスピーディーでしょう。
招待枠が増える?
clubHouseユーザーが行える招待には実は制限があります。
clubHouse開始当初の招待枠は2で1ユーザーが招待できるのは2人まででした。
そのため、日本ではメルカリ等で招待枠を高額で販売するなど希少な招待枠を巡ってSNS上で様々な問題が発生していた時期もあります。
しかし、現在ではclubHouseの招待枠が増えることが確認されています。
公式からは招待枠を増やす方法が開示されていませんが、「ルームを作成する」「ルームで発言をする」などの行為を行うことで数日後に招待枠が増えたことがあるそうです。
clubHouseの使い方
clubHouseの始め方は現状、すでにclubHouseを利用しているユーザーから招待してもらう方法しかありません。
ここからは、具体的なclubHouseの使い方を見ていきましょう。
roomを立ち上げる
自分から配信を行う場合には、roomを立ち上げます。
ホーム画面下部にある「+start a room」ボタンをクリックしましょう。
この時に「topic」という欄でトークルームの名前を設定できます。
roomを開くときには、誰と部屋を作りたいかも決めることが可能です。
- open(clubHouse全てのユーザ)
- social(自分のことをフォローしている人)
- closed(自分が指名した人)
「EVENT」というルーム予約機能も存在します。
ホーム画面上部のカレンダーマークのボタンから設定可能です。
EVENTでは、5分刻みで3か月先までの予約ができて、トークルームの名前、誰とルームを作るか、roomでどのような話をする予定なのかなどを事前に設定できます。
オーディエンスとして参加
気になるroomの会話をオーディエンスとして聞くこともできます。
話を聞きたい人をフォローしておくことで聞き逃すことがなくなります。
また、オーディエンスとして話を聞くだけではなく会話に参加することも可能です。
- 「モデレーター(ルームの主催者)に指名される」
- 「挙手ボタンを押してモデレーターに承認される」
この2つの方法で会話に参加することができます。
clubHouseの将来性
今は大ブームになっているclosedHouseですが、この先はどうなるのでしょうか?
ここからは、clubHouseの将来性について解説していきます。
今がピークの可能性?
clubHouseは現在サービス開始間もないとあって流行に敏感な現代人はこぞって手をだしています。
しかし、これは一過性のものでこの先ユーザーが増え続けるとは考えにくいです。
ブームというのはいつも若者から火がついて加速していきます。
TikTokやタピオカなどSNSに限らず流行は若者から始まっています。
しかし、clubHouseは現在若者からはそこまで注目されておらず、起業家やビジネス系インフルエンサーが中心です。
一部の界隈では、ある程度の需要を持ち続けるかもしれませんが、TwitterやInstagramなどのSNSのように人気が爆発するとは考えにくいです。
少し前に新しいSNSとして登場した「マストドン」というものがありました。
流行る流行ると言われていましたが、今名前を聞くことはほとんどありません。
その大きな理由が若者先行ではなく、おじさん世代先行で流行ってしまった点です。
clubHouseもマストドンに近いものを感じているのが、現時点での見解になります。
ビジネス目線でみると可能性はあり
視点を変えてビジネス目線でclubHouseを見ていきましょう。
そうするとビジネス的可能性がないわけではありません。
現在、ライブ配信者のトップ層は月収100万円越えを達成している人も多く、ライブ配信に位置付けられるclubHouseは可能性は十分にあります。
この先、投げ銭やメンバーシップなどの機能が導入されると言われており、clubHouse単体での収益化も可能になるでしょう。
そうすると、他配信アプリとは違う希少性の高さも相まって需要が高まり、聞き逃したら二度聞くことができないといった心理が働き多くのユーザーが集まることが予測されます。
特にビジネス界隈では、すでにブームなのでインフルエンサーは大きなチャンスと捉えているはずです。
現にビジネス系インフルエンサーの多くはYouTubeやSNSでclubHouseについて言及している方が多くいます。
これが本当にブームになるかインフルエンサーによるユーザー誘導戦略で終わるのかは分かりませんが、ビジネス的な観点でclubHouseに大きな可能性があることに変わりはありません。
まとめ
今回は、clubHouseについて解説してきました。
現在は、話題になっているclubHouseですが、このブームがこの先も続くのかどうか楽しみですね。
招待制や録音一切禁止、録画配信等も一切なしといった希少性を前面に押し出したSNSは新鮮でこの先も一定の需要はあるはずです。
特にビジネス視点でみると大きな可能性があるので、今のうちから準備をすることで大きく稼げる可能性もあるかもしれません。
少しでも気になっている方は、招待してもらってまずは体験してみてください。
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