今や外を出歩けば見かけない日はないフードデリバリーの配達員さん。
コロナウイルスの影響もあり、フードデリバリーを利用するユーザーも提供するお店側も共にデリバリーの需要は増えています。
そんなフードデリバリーといえば、思い浮かぶのはUberEatsと出前館ではないでしょうか?
今回はそんなフードデリバリーの代表的な人気2社を比較したいと思います。
- UberEatsと出前館の比較
- UberEatsの配達員に向いている人とは
- 出前館の配達員に向いている人とは
フードデリバリー配達員の仕事内容は?
自宅から一歩も出ないで飲食店の商品を楽しめるフードデリバリーは、今すごく人気で利用者がどんどん増えています。
フードデリバリーの利用者が増えるとその分配達員の人数確保も重要になっており、多くの会社が配達員を募集しています。
配達員の仕事は、お客さんからの注文が入ることでスタートします。
お客さんからの注文が入った後、配達員用アプリに通知が来るため依頼を受理し、注文の商品を取り扱う飲食店へ向かいます。
飲食店から商品を受け取り、お客さんの指定の場所へ届けるというのが一連の仕事内容です。
人気のフードデリバリー会社UberEatsと出前館を徹底比較!
フードデリバリー会社は多く存在し、沢山の会社が配達員を募集しています。
その中でも人気のUberEatsと出前館を5つの観点から徹底比較します。
- 業務形態
- 給料について
- 配達エリアについて
- 営業時間
- 給料の入金サイクル
比較①:業務形態
【UberEats】業務委託
UberEatsは、業務委託として配達員を募集しています。
業務委託で契約すると、会社に雇用されず個人事業主として仕事を行います。
個人事業主の場合、労働基準法が適用されず働く時間が自由であるため、1日に何時間でも労働してOKです。
また、UberEatsは働くタイミングも自由で、いつでも事前申告無しに働き始めることができます。
【出前館】業務委託orアルバイト
出前館は、業務委託としての働き方と、アルバイトとしての働き方2種類から選択することができます。
業務委託としての働き方は、2020年5月からできるようになり、UberEatsと同じように働く時間が自由です。
アルバイトとしての働き方は、雇用契約が発生するため労働基準法遵守の範囲となります。
アルバイト配達員は、一般的なアルバイトと同じで労働時間の制限や休憩時間の確保が法律上必要です。
シフト制で事前に申告した後、決まった時間稼働することとなります。
また、今回はUberEatsと比較するため、出前館についても業務委託配達員の制度を比較対象とします。
比較②:給料について
【UberEats】出来高制
【基本給+インセンティブ】の出来高制となります。
基本給は、【受渡報酬+受取報酬+距離報酬-手数料10%】です。
これらの報酬はエリアによって金額が変わり、インセンティブはタイミングによって対象期間が異なります。
例えば、大阪で配達を行った場合、移動距離4kmで1件当たりの報酬を計算すると504円の基本給となります。
【出前館】固定報酬
出前館は、1件当たり一律の固定報酬制となります。
UberEatsとは異なり、移動距離によって変動がありません。
固定報酬は関東エリアと、関西エリアによって異なります。
例えば、大阪で配達を行った場合1件当たり660円の報酬です。
UberEatsと比較すると、1件当たりの報酬は出前館の方が高いです。
また、出前館にもインセンティブはありますが、出現頻度はUberEatsよりも低く、臨時ボーナスくらいの考え方になるでしょう。
比較③:配達エリアについて
【UberEats】制限なし
UberEatsの配達エリアは特に決まっていません。
現在配達が可能なエリアで待機することで、その周辺の配達がランダムで依頼されます。
いつも同じ場所で配達を行わなくても良いため、今日は軽く家の近くで、明日はガッツリ繁華街でというように日ごとや、時間ごとに稼働するエリアを変えられます。
また、配達エリアが自由であることから、注文がなかなか来ない場合は違うエリアに移動するなど、戦略を考えながら仕事を行うこともできます。
戦略通り効率的に配達ができれば、働く時間が同じでも配達員によって稼げる額が大きく変わってきます。
【出前館】エリア担当制
出前館は、担当エリアが決まっています。
担当エリアは、応募する際に希望を選ぶこととなっており、3km圏内で構成されています。
3km以内と言う近い距離での配達と、固定報酬制は良い相性で配達員が平等に報酬を得られるよう工夫されています。
1件固定報酬制とエリア担当制をうまく利用し、1件の配達を早く終わらすことで稼げる額が変わります。
UberEatsと比べてエリアを移動する戦略は組めませんが、その分エリア担当制の良い所は、イレギュラー時にすぐサポートしてもらえる拠点がエリアごとにあることです。
何かあったらすぐに対面で相談に乗ってもらえる安全性があります。
比較④:営業時間
【UberEats】9:00~24:00
UberEatsは朝、深夜に長く対応しています。
そのため朝食のデリバリーを注文されることや、夜におつまみの注文が入るなど傾向があります。
例えば、朝の時間帯多い注文はマクドナルドの朝マックで安定の人気があります。
マクドナルド周辺には朝、UberEatsの配達員が待機している姿も見られます。
【出前館】11:00~22:00
出前館は、ランチタイムから夕食の時間に時間が絞られておりUberEatsと比べ短期集中型です。
出前館で配達をしたいが朝や夜も働きたい人は、UberEatsと掛け持ちするのも良いでしょう。
比較⑤:給料の入金サイクル
【UberEats】週に1回
UberEatsは週払いであるため、急にお金が必要になった時に仕事を詰めて働けば稼ぐことができます。
【出前館】月に2回
出前館は月に2回ですが、出前館のアルバイト配達員は日払い週払いOKです。
UberEatsと出前館の共通点
UberEatsと出前館の配達員の共通点は、仕事内容と心掛けるポリシーです。
フードデリバリー配達員の仕事は、お客さんに商品を届けることです。
動き自体は、【移動→飲食店→お客さん→移動】と単純で難しくはありません。
しかし、商品を暖かいものは暖かいまま、冷たいものは冷たいまま届ける必要があります。
できるだけ完璧に近い状態で届けるためには丁寧さ、スピードが必要です。
フードデリバリー会社は、配達員がお客さんのニーズに答えられるよう自然に動けるような、報酬制度を作っています。
つまり、お客さんのことを第一に考え丁寧に早く配達をすれば、自然に報酬が上がる制度になっているということです。
また、金銭だけでは働くことが面倒になり、どんな仕事も続きません。
せっかく同じ時間を使うのであれば、自分なりの楽しさやモチベーションの上がるポイントを見つけて頑張りましょう。
【まとめ】フードデリバリーの配達員に人気の2社比較した結果
フードデリバリーの配達員目線で、UberEatsと出前館を比較しましたが、それぞれの傾向をまとめています。
UberEatsの配達員に向いている人
UberEatsの配達員に向いている人は、戦略を立てるのが好きな人です。
UberEatsは働くエリアを自分で決められたり、営業時間が長かったり、インセンティブが多く発生したりと、比較的自由度が高いです。
よって、「今日はこのエリアでインセンティブが多いから沢山の時間働こう」、「早朝の朝マックを攻めよう」と戦略を計画的に考えられます。
戦略がうまくいくと、稼げる額が全然違うためその戦略をゲーム感覚で楽しめる人にとっては、素晴らしい仕事に感じられます。
逆に、自分で戦略を立てるのが苦手で、極力頭を使わないで単純に仕事をしたい人にとっては、向いていないでしょう。
- 自由度が高い制度が多い
- 戦略家はUberEatsの配達員に向いている
- 単純作業で稼ぎたい人には向いていない
出前館の配達員に向いている人
出前館の配達員に向いている人は、安定的に稼ぎたい人です。
出前館は、エリア担当制で固定報酬と言う報酬が大きく左右されない制度を取っています。
エリアの配達員は、適正な人数で構成されているため配達員が1つのエリアばかりに集まりすぎることは起きません。
また、エリアごとの拠点にサポートスタッフがいるため、何か困りごとがあればすぐに相談に乗ってくれます。
対面ですぐに相談できる環境が揃っており、安全安定的に仕事を行うことができます。
逆に、一発逆転で沢山の報酬を稼ぎたいと思っている人にとっては、出前館の制度は物足りなく感じてしまします。
- サポートがしっかりある環境で稼げる制度が揃っている
- 安定思考の人は出前館配達員に向いている
- 多くの額を飛びぬけて稼ごうとしている人には向いていない
両方とも登録して掛け持ちするのもOK!
UberEatsと出前館を比較しましたが、同じフードデリバリー会社でも制度や待遇が全然違うことを理解してもらえたと思います。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分に合った働き方ができるか意識してどちらをメインで行うか考えてください。
また、どちらも良い所が沢山あるため、掛け持ちするのもOKです。
どちらも正式に仕事の掛け持ちは認められています。
例えば、インセンティブが多く発生している時だけUberEatsを使って稼ぎ、普段は単価が高い出前館で配達を行うというように、臨機応変に利用することもできます。
フードデリバリー会社それぞれに傾向はありますが、基本的に配達員は他の世間の仕事よりも、自由な選択ができる仕事です。
ぜひ、フードデリバリーと言う新しい職種を視野に入れてみてください!
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